アーティストインタビュー OLDCODEX

――これまでのランティスにはない新しいサウンドとアーティスト・スタイルを確立してきたOLDCODEXですが、ランティスというレーベルにどんな印象を持たれていますか?

Ta_2 デビュー前を振り返っても、俺の「こういうことをやりたい!」という提案に、スタッフみんなが熱心に動いてくれてOLDCODEXが実現した。いつも、すごく懐の広さを感じるし、それに対して俺たちもしっかり返せるものは返していきたいと思いますね。

YORKE. 本来あるべき姿のレコード会社だと思うんだよね。アーティストが「こうしたい!」と思うことを諦めず、やりたいことを一緒に探って、GOサインを出す。そういうスタンスは最初から変わってないね。

Ta_2 今、CDが売れない時代だと言われてるけど、ランティスは独自のルートを築いてきてる。OLDCODEXもそうあるべきだと思うので、いい環境にいられてると思いますよ。

――というOLDCODEXが、今回「ランティス祭り」に初出演されます。4会場中、3会場が野外ステージですね。演奏する側としてはいかがですか?

Ta_2 今までの経験からいうと、いわゆる箱(ライブハウス)とは全然、音の鳴りが違うのが新鮮ですよね。勝手の違いがハードルの高さにもなるし、それを乗り越えることにちょっとワクワクもします。

YORKE. でも正直いえば、 OLDCODEXは内側に全部を閉じこめるような音を目指していて、ペインティングも正直、野外には向いてない。「ランティス祭り」のようなイベントライブは曲数も少ないから、やりたいことを全部できない難しさはあるんですよ。だからこそ、一番いいテイストで打ち出せるやり方、感覚を探りたいと思いますね。

Ta_2 ただ、観る側としては、フェスってオフな気分で「これいいじゃん?」と思える音楽に出会う楽しさがあったりもする。俺もそうだったし。

YORKE. 出会いかぁ……OLDCODEXが出るからって来てみた見知らぬ男女が、並んで観ていたら、手が触れちゃったり?(笑)

Ta_2 出会いだねぇ(笑)。

YORKE. 「じゃあ、今度一緒にワンマン観に行こう!」なんて盛り上がったりさ。OLDCODEXのライブで仲間ができたという子たちもたくさんいるから、「ランティス祭り」でもそんな出来事がある……かもね?(笑)

OLDCODEX

OLDCODEX(オルドコデックス)とは、"Ta_2"こと鈴木達央と、数多くのミュージシャン、アーティストとのアートワーク、ライブペイントのコラボレーションでも知られる”YORKE.”のユニット。ユニット名OLDCODEXは「OLD」「CODEX」=「古い」「聖書などの写本」という意味を持つ造語。ロックは西洋からの借りもののではあるが、その中で自分たちだけのものを作りたいという意味をもってTa_2により名付けられた。その名の通り彼ら独自のジャンルレスな音楽を打ち出しつつ、視覚的面も合わせた総合的な「作品」として楽曲をプロデュースする。Ta_2発信の音楽性に加え、YORKE.によるライブペイントを合わせた視覚的にもアグレッシブなLIVEアクトに定評がある。


Ta_2 (タツ):Vocal / Birth.November 11,1983 Aichi
バンドの頭脳。声優としても活動。多岐にわたる作品
(アニメ、洋画、CM、ラジオ、ナレーション・・etc)に出演。

YORKE. (ヨーク):Painter / Birth.April 25,1979 Tokyo
ジャケットアートワークやWEB、更には映像も含めたOCDのビジュアル面におけるトータルプロデュースを行う。